次のルートはアフリカ南端経由の長距離航路への迂回!&中東以外からの輸入が頼み!
フーシがバブルマンデブ海峡封鎖を脅迫、エネルギー輸送に「二重の危機」の恐れ 分析会社
7/22(水) 10:09配信 CNN.co.jp
(CNN) イランの支援を受けるイエメンの反政府武装組織フーシがイエメン沖のバブルマンデブ海峡でサウジアラビア関連の海上輸送を封鎖すると脅したことを受け、中東のエネルギー輸送における二つの主要な「チョークポイント(海上交通の要衝)」が同時に圧力を受けかねない状況となっている。海運分析会社ケプラーが21日、そう警鐘を鳴らした。
同社は分析リポートの中で、「バブルマンデブ海峡とホルムズ海峡が同時に、かつ長期にわたって機能不全に陥れば、世界の石油供給の約4分の1を運ぶ海上ルートに影響が及ぶ可能性がある」と指摘している。
同社によると、紅海とアデン湾・インド洋を結ぶバブルマンデブ海峡は現在も通航可能だが、交通量はすでに危機前の水準を大きく下回っている。一方のホルムズ海峡の状況は「急激に悪化」しているという。
ケプラーのデータによれば、7月15日から20日までのバブルマンデブ海峡の通過船舶数は1日平均約41隻で、これは「2023年のピーク時(1日72隻)を43%下回る水準」だった。
同分析によると、同海峡を経由するサウジアラビア産原油の積出量は2週間で34%減少し、6月29日の週の2958万バレルから、7月13日の週には1950万バレルに落ち込んだ。
ケプラーは、フーシ派による脅威が特に重大な意味を持つ理由として、サウジアラビアが紅海ルートの利用を増やしてきたことを挙げている。ホルムズ海峡での混乱を受け、紅海ルートは同国にとっての輸出の代替経路となっている。
ケプラーは、慎重な運航会社による限定的な自主迂回(うかい)から全面的封鎖に至るまで、いくつかのシナリオを検討した。「選択的な標的攻撃」が行われた場合、「通常の商船の交通量は数週間以内に40~50%減少し、通過船舶数は1日20~25隻程度まで落ち込む可能性がある」としている。また、全面的な封鎖が行われた場合、バブルマンデブ海峡の状況は「ホルムズ海峡と同様になり、通過船舶数は数日以内に1日15隻を下回る可能性がある」と分析している。
ケプラーは21日に発表した別の報告の中で、フーシによる宣言を受けて、サウジアラビア産原油を積載したタンカー2隻が紅海上で進路を変更し、引き返したことを明らかにした。